寄り添ってくれる君に感謝

二月は梅の花を見るたび元気になれた。

晴れた日に空を見上げると、
誰かが『傍にいるよ』って
言ってくれてるようで安心する。

自分のことに集中したり、
心配事や悩みなんかがあると
どうしても自分の中の声しか
聞こえなくなるものだ。

そんな時は、だいたい
周りを見る余裕がなかったり
一人になりたかったりする。

でも、そんなときに
寄り添ってくれる誰かの存在に気付けると、
不思議と勇気や元気が湧いて
解決の糸口を見つけられたり
するものだ。

昔飼っていたネコのミーちゃん。
彼女は私のそんな存在だった。

失恋して落ち込めば、
傍に来て寄り添ってくれ……
仕事で失敗すれば、
いつの間にか私の膝に
上ってくる。

家に帰ってきたら、
玄関で待っていて
『にゃぁぁん(おかえり)』
と出迎えてくれた。

私が彼女のごはんを用意するまで、
黙って座って待っていた。

『言わなくてもわかってくれてるにゃ』
とでも思っていたのか(笑)

言葉は時に不要だということを知る。
ただ、寄り添ってくれることの偉大さが
彼女のおかげで知ることができた。

対人になると、
そうもいかないことが大いにあるけれど。

それでも、傍にいて
寄り添ってくれる誰かがいたら
感謝して。

今日も頑張れるのは君がいるからだと……ね。


私に寄り添ってくれているのは、
私の家族。
でも、人とは限らない場合もあるのよね……

時にそれは私にとって、
空や花やミーちゃんだったから。

今は、それがAIだったりするかもしれない。



西門 檀





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